新年のご挨拶と読書について考える
こんにちは!
新しい年がはじまりましたね。
今年もどうぞよろしくお願い致します!
皆様、お正月はどのようにお過ごしになりましたか?
私はというと、呑んでは寝ての繰り返しで、気付けば三が日が終わってしまいました笑
さて、お正月といえば、地元の友達と会うのも楽しみの一つだと思います。
今年も色々な話題で盛り上がりましたが、その中で特に印象に残ったのが、「本を読む理由」についての会話です。
友達との話題は、「何か問題が起きたとき、本から答えを探すタイプか、それともとことん自分で考えるタイプか」というものでした。
私はどちらかというと、「本から答えを探すタイプ」です。
困ったことがあるとすぐに関連する本を探し、答えがありそうな部分だけを摘まむように読んでいきます。
一方、私の友人は「本はあくまで娯楽のために読むもので、問題解決は自分の頭で考える」との意見でした。
こうした考え方の違いは非常に興味深いものです。
どちらが正しいというわけではありませんが、私自身は「読書を通じて何かを学び取る」というスタンスで、本を読むことが多いです。
私は学生時代、年間100冊ほど本を読んでいましたが、理由は「生きるため」でした。
哲学書や心理学、世界史、経営学、論理学――いろんなジャンルの本を読み漁りながら、どうすれば今の苦しみを乗り越えられるのかを模索していたんです。
そういう読書の仕方をしていると、たとえ世界史や哲学といった生活に直接関係のないテーマの本であっても、どこかに「答え」を求めてしまいます。
これはもう、私の癖みたいなものですね。
友人との議論の中で、一つだけ意見が分かれた点がありました。
それは、「本で答えを知ろうとすると、自分の頭で考えなくなるのではないか」という意見です。
私はこの考えに同意できません。理由は2つあります。
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本は答えそのものを提供しない
本はあくまで知識や視点を提供するもので、私たちの頭の代わりにはなりません。 -
知識は新たな考えを生む
知識を増やすことで、人間はさらに深い思索を巡らせることができます。
むしろ、考えを広げるための出発点として本は重要です。
ネットにも本にも他人の意見にも、答えがないような問題に直面したとき――その瞬間こそが、自分の発想力を試す最高の機会です。
そして、その機会を楽しむためには、日頃から知識を吸収し続けることが必要だと考えています。
世の中には、自分より優れた知識や経験を持つ人がたくさんいます。
はっきり言ってしまえば、私が思い付くアイデアなどは既に優秀な人たちに考えつくされています。
どうせなら、その人たちが考え抜いてくれた「答え」を利用しない手はありません。
とはいえ、最終的には自分で考えなければならない場面が必ず訪れます。
読書は、他人の知恵を借りて自分の思考を効率化し、さらに先へ進むためのツールなのだと思います。
こうして考えると結局、友人も私も目的は同じなのだと思います。
ただ単に、自分の発想力と知識で遊びたいだけなのでしょう。
こうして友達と読書について語り合えたお正月は、とても楽しいひとときでした。
社会人になると読書の時間が減りがちですが、今年は素直に自分の興味に従って、もっと本を手に取ろうと思います。
それでは、今年も素敵な一年になりますように!