人は権威に盲従(もうじゅう)する
人は偉い人の言うことをツイ聞いちゃうところがある
というのを
ミルグラムの法則
と言います。
スタンレー・ミルグラムさんという人が言い出したことで
アドルフ・アイヒマンさんという人の裁判に
大きな影響を与えたそうです。
このアイヒマンさん
何した人かというと
ユダヤ人の大量虐殺を指揮した人らしいのですが
(あかんやん!)
アイヒマンさん曰く
「もっと偉い人に命令されて、言うこと聞いただけだよ!」
という言い方は、当然してないと思いますが
そんなような内容のことを言ったそうです。
そこで、
ミルグラム先生(心理学者さん)は
本気で言ってんの!?
じゃあ実験しちゃうよ?
ということで
行った実験が
「ミルグラムの実験」であり、別名「アイヒマンの実験」です。
どんな実験かというと
実験台になってくれる人を
「先生役」と「生徒役」の2つに分けて
①偉い博士(一番偉い人)→先生役に問題と答えを教える
※②~④のルールも教える
②先生役が生徒役に教える
③生徒が問題に答える
④生徒が答えを間違えた場合に、先生役が高圧電流を流す
という実験です。
この実験は、どこを観察するかというと
「先生役」を観察します。
つまり
一番偉い博士に命令されたことで
他人が大変なことになっても
言うことを聞くのか?
という実験だったわけです。
実際の実験では
④の高圧電流は流れず、
生徒役は仕込みで
誇張した(ハリウッドザコシショウ氏?)
感電の演技をしていたそうです。
結果として
40人のうち26人の先生が
生徒に高圧電流を与えていたそうです。
この割合は65%
先生役の65%の人は
偉い博士の指示通り言うことを聞いていた
つまり、盲従していたわけである。
この実験からミルグラム先生曰く
人は
たとえ良心の呵責(かしゃく)があっても
偉い人の指図であれば、
それに従い
他人に責任転嫁させる
生き物だと結論付けた。
これがアイヒマンの裁判で
アイヒマンの行った、
悪いことを正当化する根拠となって、
法廷がざわついた
というお話。
いじめともそうかもだけど
悪いやつに負けるな!
権威に屈するな!
自らの正義を貫け!
カイジのEカードをやったら
迷わず
奴隷側でのプレイを選ぶであろう
わたくしの
心の叫びさ マドモアゼル