フワッとその8 連結送水管
2020.09.04
お客様からのご依頼で連結送水管の製作を行っております
私も現場に出てた頃は消火配管の工事もやっていました。
連結送水管とは、火災が発生した階まで消火用の水を送水するための配管です。
建物の壁などに設置してある送水口から消防ポンプ車を使って送水し、建物の中に設置されている放水口にホースを接続して水をばらまくと。
簡単にご説明しますとこんなかんじです。
しかしこちらの配管、火災が発生しなければ一生使うことのないとても切ない配管なんですね。
使うことがあってはならないんですが。
グルービング加工をします
ハウジングという専用の接合金物を使用するのでパイプの先端部分に溝を作ります
この溝は削っているのではなく、へこませているとゆーかえぐっているとゆーか
なので削ってはいないのでパイプの肉厚は変わりません
このように内側がこんもりします
連結送水管はSGP(白)sch40 100Aがお決まりなのかは定かではありませんが、自分はこれしか見たことがありません。
フランジを使用する場合は20Kフランジです
放水口へ繋がる枝の部分です
溶接部は錆止め、グルービング加工した先端は専用の防蝕剤を塗布します
枝の取り出し口からはネジ配管で施工します
ネジ継手は高圧の継手を使用するのででかくて重たいです。
いつかこの配管が現地で使われることはあるのでしょうか。。。
あったらダメなんだよ